【安倍首相】老後2000万円問題、#野党 の「国家的詐欺」批判に「不正確で、誤解を与えるものだった」と釈明

安倍晋三首相は10日、参院決算委員会で、95歳まで生きるには夫婦で2000万円の蓄えが必要とした金融庁金融審議会の試算について「不正確で、誤解を与えるものだった」と釈明に追われた。

首相が国会で本格的な論戦に応じたのは約2カ月ぶり。野党はこの「老後2000万円問題」を追及。「国家的詐欺に等しい」(共産党小池晃書記局長)など厳しい批判を受け続けた首相は、イライラを隠せなかった。

報告書は、今後公的年金だけでは生活を維持できない可能性に言及。立憲民主党蓮舫氏は「『年金100年安心』はうそだったのではないか。自分で2000万ためろとはどういうことかと、国民は憤っている」と批判。首相は「うそではない」と反論し、年金制度の説明を始めた。時間稼ぎだとやじが飛ぶと、「ここからが大切なんです」「説明には時間がかかる」と反論。「都合が悪い説明になると遮るんですか」などと、まくしたてた。

麻生太郎財務相は報告書を読んだか問われ「冒頭目を通し、全体を読んでいるわけではない」と述べた。蓮舫氏は、2000万円老後問題は参院選の争点になると強調した。

2019年06月10日 23時21分 日刊スポーツ
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