【サッカー】<神戸>再建へ“バルサ化”封印!三浦SD退任の可能性も。フィンク氏、神戸行きについて「メリットしか存在しない」

神戸は8日、吉田孝行監督(42)の退任とドイツ人のトルステン・フィンク氏(51)の新監督就任を発表した。すでに来日しており、早ければ15日のFC東京戦(味スタ)から指揮を執る。さらに今夏の補強として元日本代表DF酒井高徳(28=ハンブルガーSV)の獲得に乗り出していることも判明。三浦淳寛スポーツダイレクター(44、SD)が退任する可能性も浮上しており、ピッチ内外の大改革で巻き返しを狙う。

 標榜していた「バルセロナ化」や、磐田戦(1日)後の三浦SDによる「吉田体制継続発言」は何だったのか…。神戸が今季2度目の監督交代に踏み切った。新監督のフィンク氏は5日に来日。就労ビザの関係でこの日の練習は見学にとどまったものの、クラブハウスで今後の強化プランを綿密に話し合った。

 4月中旬に選手起用を巡ってクラブ上層部とリージョ元監督が対立。事実上の解任に追い込まれ、さらに昨年9月以来の再登板となった吉田前監督も、公式戦9連敗とチームを立て直すことができなかった。そして元アーセナル監督のアーセン・ベンゲル氏の名前などが取りざたされる中、最後はそれほど知名度の高くないドイツ人指揮官に落ち着いた。

 フィンク氏は現役時代、バイエルン・ミュンヘンなどでプレー。指導者転身後はバーゼル(スイス)やハンブルガーSV(ドイツ)などを歴任し、ザルツブルクオーストリア)のコーチを務めた07年には元日本代表DF宮本恒靖(現G大阪監督)を指導した経験もある。だが18~19年シーズンに指揮したグラスホッパー(スイス)は途中解任。チームも70年ぶりに2部に降格した。

 関係者によると、低迷を招いた責任者として三浦SDらが退任する話も内部で浮上しているという。元スペイン代表のMFイニエスタやFWビジャを獲得し、「バルセロナ化」を目指したのも昔の話。ドイツ人指導者による現実路線のサッカーで低迷脱出はなるのか。早ければ15日のアウェーFC東京戦が新体制の初陣となる。

6/9(日) 5:00配信 スポニチ
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写真https://amd.c.yimg.jp/amd/20190609-00000002-spnannex-000-2-view.jpg