【ヒヤリハット】傘、どちらに向けて持ってます?「本当にやめてください。ちょうど、子どもの目の高さ。傘の『横持ち』は危険!」

傘、どちらに向けて持ってます?

“傘の先端が顔に迫ってくる”
 ホラー映画にあったかもしれないそんな危険が日常の中に潜んでいます。
傘を持ち歩くことが多くなってきた季節、雨が降りやんだあとが
特に危険なようです。(ネットワーク報道部記者 後藤岳彦 木下隆児)

横持ち=危険

「本当にやめてください。ちょうど、子どもの目の高さなんです。
傘の『横持ち』は危険です!」

 ネット上に投稿されたこんなツイートが話題です。調べてみると「横持ち」は、
傘を地面と水平に持つ持ち方。例えばビジネスマンだと、バッグの持ち手と
いっしょに持つと、そんな持ち方になります。

実際に「横持ち」をしてみました。

ちょうど子どもの目の高さ

 長さ70センチほどの傘をバッグの持ち手といっしょに横向きに持ってみると、
傘の先端が自分の体の後ろに30センチ以上飛び出ました。

 試しに「横持ち」をした私の後ろに同僚に立ってもらいました。傘の先端は
太もものあたりにあたります。確かに「横持ち」をした大人の後ろに
身長70センチから80センチくらいの子どもがいたら、傘の先端はちょうど
目の高さ。混雑時や急いでいる通勤通学時などはけがにつながりかねないと
感じました。

10人に4人がヒヤリハット

 傘によるヒヤリハット、それを調べたアンケートがありました。
東京都生活文化局が2013年に行った「降雨時の身の回りの危険」の調査。
都内に住む3000人を対象にインターネットによるアンケート調査を行いました。
42%に当たる1260人がたたんだ状態の傘でヒヤリハットや危害を受けた経験が
あったと回答しています。


実際の事例もありました。


 傘の横持ちについて「駅の階段で傘を水平に持っている人の後ろにいたら
 胸を突かれた」
 「傘の本体を握り、水平にしてかつ前後に振りながら歩く人がいて、
 突かれそうになった」
 「自転車に乗って水平に傘を持っている人がバランスを崩したときに
 傘の先がこちらを向いて刺さった」
 「満員電車で傘を水平に持っていた人がいた。傘が私の脇腹にぶつかり、
 肋骨にひびが入った」


うーん、事例を読むとヒヤリハットだけではすまないようです。

(以下、ソース元にてご確認ください)


NHK NEWS WEB(2019年6月10日 19時23分)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190610/k10011947571000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001