【香港】再び大規模デモの可能性=香港政府、逃亡犯条例「撤回せず」[6/10]

【香港時事】香港で身柄を拘束した容疑者の中国本土への移送を可能にする「逃亡犯条例」改正案について、反発を強める民主派団体などが、再び大規模デモを実施する公算が大きくなっている。主催者発表で103万人を動員した9日のデモの翌10日、香港政府トップの林鄭月娥行政長官は、改正案の審議を継続する考えを表明。これに対し、民主派は立法会(議会)を包囲する形でのデモを示唆し、政府への圧力を強めている。
 林鄭長官は10日の記者会見で「(改正は)香港を犯罪者の逃げ場にせず、法治を確かなものにする措置」と強調。撤回する考えはないとした。

デモの主催団体「民間人権陣線」は9日のデモで、「立法会包囲のリハーサル」と称し、立法会の周囲を1周。抗議活動を継続する意思を示した。次回審議が行われる12日にも反対集会を実施するとしており、政府側との溝は深まる一方だ。
 政府は7月の休会前の改正を目指しており、早ければ月内にも可決される。民主派は立法会による最終採決の段階や7月1日の返還22周年に合わせ、再び大規模デモを呼び掛けるとみられる。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019061000945&g=int
時事ドットコム 2019年06月10日19時01分

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10日、香港で記者会見する林鄭月娥行政長官

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10日、香港で、「逃亡犯条例」改正に反対し、警官隊と衝突する民主派デモ隊(EPA時事)

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