【卓球】伊藤美誠、多彩なサーブで4強入り 準決勝は“みうみま”対決<香港OP>

<ITTFワールドツアー・香港オープン 2019年6月4日~6月9日>

8日、香港オープン女子シングルス準々決勝で伊藤美誠(6月世界ランキング7位・スターツ)がポルカノバ(オーストリア・同22位)にゲームカウント4-1で勝利し、準決勝進出を決めた。

伊藤が対戦したポルカノバは、左腕の長いリーチから繰り出される両ハンドドライブが持ち味。オーストリア協会からエントリーしている浜本由惟木下グループ・同117位)とのダブルスでも今大会ベスト8に入っている。

この試合、伊藤はポルカノバの回転量の多いサイドスピンサーブとクセのあるボールに苦しめられ、ラリーでは不利な展開となった。そこで伊藤は種類の豊富なサーブで相手を崩しにかかる。圧巻だったのはゲームカウント1-1で迎えた第3ゲーム6-10の場面。今大会初めてバックサーブを披露すると、続く1本もサービスエースで得点するなど怒涛の6本連取で12-10とこのゲームを制し、悪い流れを断ち切った。

第4、第5ゲームもデュースの接戦を制す勝負強さを見せる。「立ち位置」「回転」「長さ」「バックスイング」「フォロースルー」とあらゆる要素を毎回変えながらも精度が落ちない伊藤のサーブに欧州トップレベルのポルカノバも対応できず、空振りやラケットの角に当てるレシーブミスをするほどだった。

伊藤は8日19時(現地時間)から行われる準決勝で、平野美宇(6月世界ランキング9位・日本生命)と対戦する。

香港OP5日目 女子シングルス結果

<準々決勝>
伊藤美誠 4-1 ポルカノバ(オーストリア
      11- 8
.       9-11
      12-10
      14-12
      13-11


6/8(土) 19:01配信 Rallys
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