【岩手】学芸員が文化財を無断で「W」に切り取り 博物館「サンプル取った」

岩手県立博物館の学芸員が保存処理などを依頼されていた遺跡からの出土品の一部を無断で切り取っていたことが分かりました。

 岩手県立博物館は5日午前10時から会見を開き、これまで少なくとも県内の遺跡から出土した80点の金属製文化財を依頼主に無断で切り取っていたことを明らかにしました。
切り取りはアルファベットの「W」の形に7ミリから8ミリの大きさで行われていて、博物館は「分析のためのサンプリング」だとしています。
一方、無断で行ったことについては「悪意はなく、必要としてサンプルを取っていた」と釈明しています。
博物館は2014年の時点で問題を把握していましたが、公表していませんでした。なお、切り取りに関わったとして2016年に男性学芸員が訓告処分を受けています。

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000156306.html