英「アカペラの王様」、令和祝い「君が代」動画 ザ・キングズ・シンガーズ 7月11日に東京で特別演奏会

https://www.sankei.com/images/news/190607/ent1906070008-p1.jpg

君が代」動画を投稿した英国の男声アンサンブル「ザ・キングズ・シンガーズ(TKS)」のメンバーたち。7月に東京で令和の奉祝演奏会を開催する(C)Rebecca Reid

 「アカペラの王様」と呼ばれる英国の「ザ・キングズ・シンガーズ」(TKS)が令和の時代を迎えた日本の国民に向け「君が代」を歌った動画を制作し、産経新聞と英語ニュース・オピニオンサイト「JAPAN Forward」に寄せた。英王室ゆかりのTKSが日本の御代替わりと新時代の到来を祝うために特別に制作した。7月には急遽(きゅうきょ)来日し、東京で一夜限りの奉祝特別演奏会を開く。(内藤泰朗)

グラミー賞を受賞

 TKSは、英国王が創建したケンブリッジ大学キングズ・カレッジの学生6人が1968年に結成したのが始まりだ。英王室とゆかりの深い男声アンサンブルとして知られ、これまでに何度もメンバーは入れ替わり、グラミー賞を2度も受賞するなど、国際的な人気を博している。

 デビューして50年たった今も、欧米やアジア、豪州、南米各国など世界中でコンサートを行い、毎年100万人以上を動員。英国の権威グラモフォン誌の殿堂入りアーティストに選ばれ、2017年秋には、結成50周年記念アルバム「GOLD」をリリースした。

 世界演奏ツアーなどのスケジュールが立て込む中、TKSは今年、予定していなかった来日公演を決めた。なぜか。

■「美しい国への愛」

 バリトンのニック・アシュビーは「新しい令和の時代の到来を心よりお喜び申し上げます。私たちは皆、心から日本を愛し、その文化を尊敬しています。新しい天皇陛下の御代が末永く続き、英日関係が力強く発展して両国が繁栄することを祈っています」と語る。

 カウンターテナーエドワード・バトンと、バリトンのクリストファー・ブリュートンは「歴史に残る新時代の到来をお祝いするため、この夏、日本に行くことは大変光栄なことです。音楽の力は、その美しいハーモニーで人々を結びつけるところにあるのです」と強調した。

 「私の母は日本人。個人的にも日本とのつながりは特に強い。私たち6人全員が日本のことが好きです。できる限り日本に行きたいと熱望しています」と話すのは、テナーのジュリアン・グレゴリー。

 バスのジョナサン・ハワードは「『令和』の時代の始まりに、英国と日本の曲を歌い、日本の皆さんと日本という美しい国への愛情を分かち合うことができることは、大きな喜びです」と締めくくった。

 日本人の母を持つジュリアンのみならずメンバー全員が日本へ深い“愛情”を抱いているため来日公演に踏み切ったという。

 演奏曲も、バードやブリテンら英国の作曲家の作品や教会音楽に加えて、上皇后陛下が詠まれた「ねむの木の子守歌」など皇室ゆかりの曲で、天皇陛下のご即位を祝うという。

■皇室への敬意と絆

 TKSの動画には「君が代」のほか、「ふるさと」など日英両国の全4曲と、日本へのメッセージが英語と、一部は日本語で収録されている。

https://youtu.be/djCEaAOqXpw

https://www.sankei.com/entertainments/news/190607/ent1906070008-n1.html