【サッカー】<ヴィッセル神戸>「バルセロナ化」逆行か?監督交代...ドイツ出身...混乱懸念

神戸が新たに白羽の矢を立てたのは、ドイツ出身のフィンク氏だった。親会社・楽天三木谷浩史会長兼社長が先頭に立って「バルセロナ化」を進めてきた中、スペインでプレー・指導の経験のない監督を選んだことには疑問が残る。

 J1は1日の第14節を終え、2週間の中断期間中。下位チームがこの期間中に監督を交代させ、新しい戦術の浸透を図るのは、巻き返しの常とう手段といえる。しかし、神戸は3日間実施したトレーニングキャンプを含め、これまで吉田前監督が指導してきた。残りのシーズンに向けた貴重な時間を有効活用できたとは言い難い。

 確固たるチーム方針があっても、監督が交代すればサッカーのスタイルは変わる。4月の監督交代後には「自分たちの攻撃の形が見えない」と嘆く選手がいただけに、今回も選手たちは混乱するだろう。「バルセロナ化」の方針が揺らいでいるようにも見える中、チームは準備不足のまま、15日のリーグ戦再開を迎えることになる。【丹下友紀子】

6/8(土) 17:12配信
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